時計の世界

世界の時計

時計は、地球上のとある1点にいる人間に、その場所における時間を教える機能を持っている機械です。地球は丸い天体であり、地域ごとに時間差が生じていることと、経済が世界的な規模でグローバル化している為に、世界の主要都市の現在時刻を知る為の世界の時計を求める動きが活発になっています。
世界の時計への需要は、例えば、24時間常に世界の動きを把握し続ける企業とそこに勤務する従業員達が求めているのです。それらは、運輸業の国際航空会社・船舶運航会社・国際列車を運行する鉄道会社・為替等の金融取引を手掛ける銀行・国際貿易を手掛ける商社・宇宙開発等のスペース部門の企業が代表例として挙げられます。
地球の時刻を定めている基準点は、イギリスのケンブリッジ天文台の経度です。ここの標準時を基準に、24時間を経度15度ごとの違いを1時間の時差とした24等分で割り、各国が最も適切な時間帯にあたる時刻をその国の標準時として定めています。
但し、このような物理的定義の時間を基準としていても、国の文化的経済的な考えの違いから、サマータイム制のような1時間以上早い時刻を定める国もあります。また、民俗的経済的結びつきから規模の小さい国は、隣国の超大国の標準時間に合わせ、物理的時間とかけ離れた時刻になっている場合もあります。

 

ブランド腕時計の世界

ブランドと呼ばれる多くはスイス製が多く、19世紀以前に創設されたメーカーが現在でもたくさんあります。初めは懐中時計がゼンマイの開発と共に進化し、航海用のマリンクロノメーターや永久カレンダーなどが発明され技術が向上していき小型化して腕時計になります。1904年に初めて腕時計が生まれると実用化と量産化に向けて時代は走り出しました。
今のデザイン性はアールデコ様式に影響を受けており、トノー形や角型など様々なタイプが発表され実用化にも拍車がかかり完全防水のオイスターケースなども現在の地位を確立させた立役者です。
クォーツの開発によってより小型化に進化し女性用も多く発表されましたが、ファンの多くは機械式のムーヴメントにこだわりを持っています。自社で開発するメーカーもありますが現在では数少なく、他のメーカーに供給しているメーカーもあります。ムーブメントが複雑化する中で高い精度と耐性で評価される世界です。宝飾タイプでもムーヴメントがしっかりしていれば価値が跳ね上がります。各メーカー特色となるケースや針だけでなくムーンフェイズやクロノメーターなど技術も大きく違っています。違いが理解でき、価値を見出せる人が選ぶ世界です。